本記事は、
□グッドイヤーウェルト製法のブーツを、手頃な値段で手に入れたい
□レッドウィングやウエスコ、ホワイツブーツは値段が高すぎるので手が出せない
□他人と被らない、コスパ抜群のカッコいいブーツが欲しい
□高価なブーツをいきなり購入するのに抵抗がある。とりあえず少し安いブーツで様子見だ
という考えを抱いている男性に向けて構成している。
ひとつでも当てはまればこの先を読み続けてほしい。参考になれば幸いだ。
それでは、話を続けよう。
上記の悩みを抱いている男性におすすめなのが、ピストレロ(PISTOLERO )のブーツだ。
日本国内ではそれほど流通していないが、
靴好きの間で密かに人気を集めている海外のブランド。
かく言う私も、ピストレロのブーツは2足ほど所持している。
ピストレロからブーツのいろはを学び、レッドウィングやウエスコに移行する方も少なくない。
ピストレロを購入してガンガン履き、自分色のブーツを作り上げよう。
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ピストレロとは?
メキシコ共和国グァナファト州のレオンに工場を構える、1993年にメキシコで創業したフットウェアブランドだ。他の有名ブランドに比べて歴史はまだ浅いが、これからに期待できる勢いのあるブランドだ。ピストレロの工場があるレオンという街は、靴や革製品が世界的に有名で、それらを求めて海外から観光客が訪れることも多い。まさに革の街と呼ぶにふさわしい場所である。
メキシコ産のブーツと言われてもピンとこないかもしれない。だが、考えてみてほしい。メキシコといえばカウボーイ、カウボーイには必需品の履き物がある。そう、ウエスタンブーツ(※)だ。メキシコには19世紀後半からウエスタンブーツを作ってきた長い歴史とノウハウがある。このことから、靴づくりの技術力の高さが分かって頂けると思う。
(※:ウエスタンブーツ)
ピストレロの凄いところ
コストパフォーマンスが高い
ピストレロのブーツは、コストパフォーマンスの高さに定評がある。その理由は主に以下の2つだ。靴製法がグッドイヤーウェルト製法で作られていることと、アウトソール(靴底)がビブラムソールを使用していることだ。この2つについては、以下で説明する。
■グッドイヤーウェルト製法で作られている
ピストレロのブーツのほとんどは、高級靴では定番のグッドイヤーウェルト製法(注)で作られている。このグッドイヤーウェルト製法で作られた靴は、長時間歩いても疲れにくく、履けば履くほど自分の足型にフィットしていくので、唯一無二の履き心地を得ることができる。また、靴底の修理が可能なので、上手く付き合えば、数十年単位で履くことが可能だ。
※グッドイヤーウェルト製法で作られていない安価のモデルもあるので、商品説明欄にある「製法」の部分をよく確認すること。
(注)この製法は、甲革や裏革等、甲の部品を縫い合わせて出来上がった「アッパー」と、「底」をジョイントする方法に最大の特徴があります。中底につけられた 「リブ」と「アッパー」をすくい縫いした後、「中物」と「シャンク(靴の背骨となる芯材)」を詰めてから、「表底」と「細革」を出し縫いします。
他の製法にはない「リブ」と「細革」が、この製法ならではの履き心地の良さの秘密です。また、中物をタップリと入れられるために、長時間歩いても疲れにくいという長所があります。
履きはじめは堅い印象ですが、履いているうちに足裏の形をなぞるように中物が変形し、フィット感が高まります。さらに修理が可能であることも見逃せない特徴です。
(引用・画像出典:リーガルコーポレーション)
■ビブラム社製のアウトソール(靴底)を使用
ピストレロのブーツはアウトソールに、ビブラム(Vibram)社製のアウトソール(以下、ビブラムソール)を使用している。ビブラムソールは、有名フットウェアブランドでも使用されるほど、人気が高く機能性に優れてる。また、ビブラムソールは種類も豊富だ。そのため、登山靴やワークブーツ、トレッキングシューズなど様々なシューズに使用されている。
※ピストレロのブーツはそのほとんどがビブラムソールだが、フォーマルな革靴はラバーソールやレザーソールが使用されている場合がある。
他人と被りにくい
有名ブランドのブーツは、流通量が多いのでその分履いている人も多い。同じモデルのブーツを履いた人と、街ですれ違うことも少なくない。できるなら他人とは被りたくない、そう考える人もいるだろう。ピストレロのブーツは、国内で取り扱っているショップが少ない。そのため、必然的に流通量も限られてくる。他人とは被りたくないが、カッコいいブーツを履きたい方にオススメだ。
ピストレロの気になるところ
ここでは、ピストレロのブーツで気になるところをまとめてみた。参考にしてほしい。
大量生産のブーツよりは価格が高い
ピストレロのブーツは、量販店やホームセンターなどで販売されているブーツと比べると、価格設定がやや高めに設定されている。安いモデルでも1万円後半、高いモデルだと3万円を超えるものもある。決して安い買い物ではない。
だがしかし、先ほども述べたが、ピストレロのブーツは、アッパーがレザー(革)で、グッドイヤーウェルト製法を採用し、ビブラムソールを使用して作られている。いわゆる本格派のブーツだ。この機能性でこの価格は正直言って安い。そう断言できる。
メキシコ製なので、多少作りが粗めになっている場合がある
ピストレロのブーツはメキシコ製だ(2018年12月現在)。なので、若干の傷や汚れ、縫製のゆがみなどがある場合がある。いや、メキシコ製に限らず外国製のものは、日本製のものと比べると多少は作りが雑になってしまう。仕方のないことだ。アメリカの某有名ブランドのブーツでさえ、ステッチが雑でげんなりした思い出もあるくらいだ。外国製の味だと思って割り切るのが賢明だろう。
だが、ひとつだけ言いたい。私が購入したピストレロのブーツは、2足とも裁縫がしっかりしており、目立った汚れや傷もなかった。たまたま運が良かっただけなのかもしれないが、そこまで神経質にならなくても良いような気がする。
ピストレロを買うならこのお店
ピストレロのブーツを購入するなら、フットモンキーとスリーウッドがおすすめ。
どちらのお店も品揃えが豊富で、販売実績も充分。
フットモンキー
靴の町・上野アメ横に実店舗を構えるシューズ専門のショップ。
シューズは、国内外問わず幅広い品揃えを誇る。
スリーウッド(THREE WOOD)
スニーカーやブーツなどの品揃えに定評のあるショップ。
ピストレロの正規取扱店なので、フットモンキーよりも品揃えが充実している。
※THREE WOOD(スリーウッド)の名を語る悪質海外サイト等にご注意くださいませ
ピストレロおすすめモデル
ピストレロのおすすめモデルを紹介する。在庫切れになった場合、国内では永遠に手に入らなくなる場合がある。気になる商品は早めに検討・購入することをオススメする。
7インチ モックエンジニアブーツ
ピストレロの定番なら、7インチモックエンジニアブーツは外せないだろう。アッパーは牛革、靴製法はグッドイヤーウェルト製法、つま先部分はモカシントゥの本格派ブーツだ。通常のエンジニアブーツよりも丈が短いので、着脱が簡単に行える。そして、見た目がカッコいい。ブーツ特有のゴツさを感じさせないカジュアルなデザインなので、タウンユースでの使用も可能だ。
7インチ サイドループエンジニアブーツ
この7インチサイドループエンジニアブーツは、 上記で紹介した7インチモックエンジニアブーツと非常に良く似たモデルである。アッパーや靴製法などは同じなのだが、つま先部分が若干異なる。こちらのブーツは、つま先部分がラウンドトゥ(丸いつま先)なっている。モカシントゥとはイメージが大分違うのに気が付くだろう。好みで選びたい。
PISTOLERO(ピストレロ) 103-02(0912) 7inch SIDE LOOP ENGINEER BOOTS(サイドループエンジニアブーツ) ブラウン PL008
6インチ モックトゥレースアップブーツ
ピストレロの人気モデルである6インチモックトゥレースアップブーツは、ブーツ初心者におすすめだ。アッパーは牛革、靴製法はグッドイヤーウェルト製法、そしてアウトソール(靴底)はビブラムソール。他のブーツと同じく本格派のブーツだ。レースアップ(靴紐)なので、履き心地やフィット感がとても良い。自分好みのブーツに仕上げる楽しさを感じさせてくれるブーツだ。
ノルウェー スプリット
ピストレロは、このノルウェースプリットのように、クラシックな雰囲気の革靴も製造販売している。気品のある紳士のような佇まいだ。アッパーは牛革、靴製法はグッドイヤーウェルト製法なので他のブーツと一緒だが、アウトソールはレザーソール(革の靴底)を使用している。ピストレロのラインナップの中では高級志向の強い靴だ。武骨なブーツに満足できなくなった方におすすめしたい1品である。
モックチャッカブーツ
丈の短いブーツが欲しいのなら、このモックチャッカブーツがおすすめだ。イタリアやスペインのスマートなチャッカブーツに比べると、少しゴツい印象を受ける。だが、それが良い。個性を充分に感じさせてくれるブーツだ。勿論、アッパーは牛革、靴製法はグッドイヤーウェルト製法で作られているので、機能性は高い。チャッカブーツなので、着脱が行いやすく、革のぬくもりをダイレクトで感じることのできる一品だ。
11インチ エンジニアブーツ
武骨な男のファッションには、この11インチエンジニアブーツのようなブーツが一番良く似合う。丈が長いので、安全性と保温性に優れている。このブーツもアッパーは牛革、靴製法はグッドイヤーウェルト製法、アウトソールはビブラムソールで作られている。ちなみに、ブーツの広範囲を牛革が占めているので多少割高になっているが、それは仕方のないことだ。
口コミ・評判
ここでは、ピストレロに関しての口コミを紹介している。参考にしてほしい。
ピストレロのブーツ、なかなか履きやすいです❗️ pic.twitter.com/09tcjmQnhs
— 平川 翠将 (占い師) (@crystalgarage) 2017年10月9日
個人的にはチペワ好きだけど2〜3万円台でまともなブーツだったらメキシコメイドのピストレロ一択かなー
— 尿意LONDON (@duck_o_n_e) 2017年2月3日
ブーツはいいぞ🌟٩(。•ω•。*)و🌟#ピストレロ pic.twitter.com/HGZa1fPGfI
— ★しばりん★ (@oginoshiki1) 2017年8月16日
ピストレロはコスパ良いと評判ですよね❗️低価格で気にせず履けるのが欲しいので😊あとはジョージアブーツも安くて今候補です👍
— ぱぱ~ん (@sakuradaddy) 2017年4月28日
アメリカだったかメキシコだったか忘れたんですがね
ピストレロってメーカー良いみたいなのよ
コレがね、三万しないで買えるの
レッドウィングみたいな造りのブーツなのに pic.twitter.com/cTaPa2YidC— 羅悪 (@ppsh386) 2017年4月7日
2~3万円の価格帯で購入できる本格派ブーツとしての評判はかなり高く、コストパフォーマンスの良さについての口コミが多く見受けられた。
まとめ
1万円後半~3万円の本格派ブーツをお探しなら、ピストレロ(PISTOLERO)のブーツがおすすめだ。ピストレロのブーツはそのほとんどが、アッパーはレザー、靴製法はグッドイヤーウェルト製法、ソールはビブラムソールを使用して作られているので、とても機能性に優れている。
私自身、ピストレロのブーツを2足所持しているが、縫製のゆがみなどは発見できなかった。だが、外国製(メキシコ)なので、若干の傷や汚れ、縫製のゆがみがある場合がある。だが、それはピストレロだけに当てはまることではなく、アメリカの某有名ブランドのブーツでも、縫製のゆがみなどは良くあることだ。なので、作りの粗さも含めて外国製ブランドの味と考えると良い。
ピストレロには種類が豊富に用意されているが、個人的には、ショート丈のエンジニアブーツがオススメだ。タウンユースでの使用は勿論、簡単なキャンプでも活躍するだろう。そして、アッパーが本革なので、経年変化も楽しめる。ガンガン履いて自分色に染め、世界で1足のブーツを育てあげよう。
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